断熱材や防水材の分野において、トータルに提供できるのは当社のみ。
ビジネスモデルで差別化を図りながら、安定した商品供給と施工品質を実現しています。
当社は、北は北海道、南は沖縄まで、全国に営業拠点、物流倉庫、ウレタンリサイクル工場を配置し、地域性に応じた事業活動と市況に左右されやすいウレタン原料の安定供給に取り組んでいます。
吹付け硬質ウレタンフォームの施工では、大量のウレタン端材が発生します。当社では、全国の施工現場からウレタン端材の回収を行い、アクアブロー(主に天井裏に敷き詰める断熱材)として再製品化しています。
北米やアジアに留まらないグローバルな調達ルートを確保していることに加え、国内各地にウレタン原料のストックポイントを設置することで機動的な原料調達を行える体制を整備しています。
当社を支えるアクアフォームは、温室効果の大きいフロンガスを使わず、水を使って現場で発泡させる断熱材です。水を含むポリオールとイソシアネートを混合することで発生する炭酸ガスを発泡剤として使用する、人と地球に優しい硬質ウレタンフォーム素材となっております。
当社が安定的な成長を実現するためには、「施工力」のさらなる強化・確保が不可欠です。そのため、当社工務社員の増員を最優先事項と捉え働き方改革を進め、完全週休2日制の導入、首都圏手当や子育て支援手当など各種手当の拡充に伴う賃金の引き上げ、SNS等を活用した求人募集を講じ、積極的な採用活動に取り組んでいます。
戸建・建築・防水の3分野で革新を追求する当社は、防水部門の成長と原料開発強化を通じて、持続的な事業拡大を図ります。
当社は、戸建部門(戸建住宅向け断熱施工)、建築物部門(建築物向け断熱施工)、防水部門(防水施工)の3分野で革新的な商品を市場に投入し、成長を遂げてきました。防水部門は市場参入から日が浅いものの、今後はこれを含めた3本柱の構築を進めていきます。また、ウレタン断熱材の原料開発にも力を入れ、開発メーカーとしての地位を強化することで、さらなる事業領域の拡大を目指します。
日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラルに向けた政策により、住宅のエネルギー効率向上が求められています。特に断熱性能は、国土交通省の基準により1から7までの等級で評価されており、当社の吹付硬質ウレタンフォーム(アクアフォームシリーズ)が提供する優れた断熱性能は、これらの基準に対応しています。また、各地方自治体が進める省エネ住宅施策でも気密性能が重視されており、当社製品の需要拡大が期待されます。
カーボンニュートラルに向けた動きは、建築物においても進んでいます。三大都市圏での再開発や、地方の半導体工場への投資が増加していることから、断熱材の需要が高まっています。特に半導体工場では厳密な温度管理が求められ、不燃性能を持つ断熱材の重要性が増しています。アクアモエンNEOはその高い不燃性能により、強い需要を見込んでいます。
異常気象や大雨の増加、バブル期建築物の老朽化に対処するため、防水施工の需要が拡大しています。特にアスベスト含有建材を使用した建築物に対する慎重な改修工事が求められている中、当社のアクアハジクンは短時間で硬化し、高い防水性と伸張性を兼ね備えているため最適なソリューションとなります。既に日本を代表する企業の工場などで実績を積み上げており、今後の早期収益化を目指します。