廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、環境大臣が認定する特例制度です。この制度は、広域的な廃棄物処理を行う製造事業者等に対し、地方公共団体ごとの個別の許可を不要とする特例を設けることで、廃棄物の減量と適正な処理を促進することを目的としています。
対象となるのは主に製造事業者であり、自社製品が廃棄物になった場合、その再利用や処理のしやすさを考慮して製品設計を行うことが求められます。これにより、廃棄物の適正処理の確保と環境への負担軽減が図られます。
この制度により、認定事業者は産業廃棄物処理業に関して地方公共団体ごとの許可を取得する必要がなくなります。環境大臣からの認定は、特に広域的な廃棄物の処理体制を整えている企業に対して行われ、適切な処理体制が確認された場合に限られます。
認定を受けた企業は、広域的に廃棄物を処理することで、複数の地方自治体からの許可が不要となり、効率的かつ適正な処理が可能になります。広域認定制度は、製造事業者の廃棄物管理における負担を軽減し、環境保全にも貢献する重要な制度です。
なお、日本アクアは、認定番号第253号として平成28(2016)年3月31日に認定されています。